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メインブログ リニューアル   

2006年より約10年間細々と続けていたココログ「伊豆こもれび茶房」だったが、プロバイダーの変更に伴い4月に引っ越しをした。

その際、約一ケ月かけて、500を超えていた記事を139に「断捨離」した。(これまでの記事の写真の拡大画像は表示されないのでご了承を。)

本日2016年6月5日(日)をリニューアルオープンの日としておきたい。



「断捨離」の作業を通して、自分にとってのブログというものの位置づけがはっきりしてきた。

できるだけ数を減らしたい、と思いながら、いったいどの記事を残したいのか、と問いかけた時、

読み返して自分が温かな気持ちになったり、切なさがよみがえったり、とても心が揺さぶられたり・・・
そんな記事は削除することができなかった。
言い換えると、自分にとって大切な人たちとの記録なのだと思う。家族という、もっとも縁の深い存在を中心として。

また、旅の記事や、お気に入りの書評、季節の話題、伊豆の紹介、教育関連などは、自分の覚え書きとともに、
どなたかに役立ててもらえるかも、と感じたものを残していった。


現在、近況は時折Facebookに綴っているけれど、それはその時だけのもので、どんどん流れていってしまう。
2012年にパステルアートを始めてから、パステルブログ「伊豆こもれびパステル」で作品や活動は記録しているけれど、やはり自分にとってのメインはここなのだと思う。

心を言葉にする。思いを伝える。文を書く。

大切にしてきた自分の原点に立ち返った、今回の「断捨離」だった。

とはいえ、今は余力がなくて、更新はあまりできないと思うけれど、それはそれでよいとしよう。



さて、今年度(平成28年度)もまた研修(研究)主任、5年主任、司書教諭といった分掌である。
昨年秋以降、たびたびめまいなどの体調不良に悩まされているため、研修も高学年もとても不安に感じていたけれど、

先日、好天の下で自然教室も気持ちよく終わり、ようやく少しほっとすることができた。

気持ちにゆとりができたせいか、この週末はなんだか、いろんな人への感謝の思いであふれている。

もうそろそろかなあ、引き際は。

明るく元気に授業をして、子どもたちと盛り上がって、そして、てきぱき仕事をこなして(?)

まだまだできるじゃん!と思われてるうちに辞めるのが夢。笑(実は日によってはけっこうよれよれですが。)

4、5年前は、そう考えることに後ろめたさがあったけど、
この頃は、いろいろな方々とのつながりが生まれ、広がりを感じられるようになったせいか

学び舎から広い世界に飛び立つようなイメージが自分の中に生まれ始めた。



今日は、大阪から来た、絵本作家のさいとうしのぶさんのお話を聞いて、ワークショップに参加してきた。
あたたかで楽しい作家さんのお人柄が伝わって、とてもすてきなひとときだった。
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うん、やっぱり、絵本は作ってみたいな。ささやかな手作りであっていいから。

リニューアルに際しての、一つの誓いとして、書き記しておくことにしよう。


 これからも、どうぞよろしくお願いいたします。








# by izukomorebi | 2016-06-05 17:06 | わたし

ゆったり 夏の伊勢・志摩へ   

猛暑・酷暑もようやくおさまった8月半ば。



二泊三日で伊勢・志摩へ行ってきた。


去年の松本もそうだけれど、今年も企画はすべて夫。
Vectorからダウンロードしての、本格的?な旅程表に、娘とびっくりした。
コンセプトは「サミットを開催する伊勢志摩のおもてなしの心にふれる」旅だそう。


1日目は鳥羽へ。


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朝の大雨で新幹線のダイヤが乱れ、ドキドキのスタートだったけど
時間通りに近鉄特急に乗って鳥羽に着いた。


夫の選んだごはん処は「漣(さざなみ)」。開きの海老フライはさすがの美味しさである。



ミキモト真珠島で真珠について学んだり
海女さんの実演を見せていただいたりした後に
鳥羽水族館へ。


広々とした水族館は、見どころいっぱいで家族連れでにぎわっていた。

いいなあ、水と青の世界。とても癒される。


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鳥羽から伊勢に行き、外宮近くの伊勢神泉に泊まった。


ホテルのようでいて旅館のようでもいて、とても素敵。


客室にすべてに露天風呂がついているのも感動で、ゆったりくつろいだ。


朝食も良かったなあ。食べる時間に合わせて炊き上げてたという光るご飯が美味しかった。


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暑かったら辛いなあとちょっと不安だったお伊勢まいりも、少し曇るくらいのちょうどよいお天気。境内に入ると涼しさを感じるのが、とても不思議だった。


パワースポットゆえなのか、以前出雲の八重樫神社でも感じたこの感覚。ひきしまり、心地よい。


外宮を回った後にバスで内宮へ。



神様への感謝を伝えるというから、平和を思った。



8月に祈る平和。いつまでも。ささやかな幸せのありがたさを。



昼に行った、おかげ横丁はずれの野遊び棚の黒糖かき氷が美味しかった。




伊勢から今度は鵜方に行き、船に乗って福寿荘へ。


ナイトクルーズの花火観賞やビンゴ大会で、ハート島での夜が更けていった。


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最後の一日は、十数年ぶりに志摩スペイン村へ。


比較的待つことも少なく、久しぶりのテーマパークで童心にかえる。



もりだくさんの充実の旅を企画してくれた夫に感謝。


いくつかのエピソードとともに、大切な思い出としよう。




それにしても「まわりゃんせ」はお得!活用しました。








# by izukomorebi | 2015-08-20 22:15 | 旅・外出

兄妹という 温かく切ないもの   

3月25日、娘が大学を卒業した。


桜もほころび始めた青空の中での 袴姿の写真の数々。


4年前にできなかった入学式への思いも込めた卒業式、
ゼミでお世話になった先生や仲間の皆さんとのひととき、

ドレスに着替えて司会を頑張ったという、心理学専攻クラスでのパーティ。


大学生活最後の日は、とても晴れやかで楽しそうだった。






娘からの写真が続いた家族のLINEに


息子が書き込んだ一言に、鼻がちょっとつーんとなる。


中学の卒業式から7年ということで、感慨もあります。おめでとう。


夫もわたしも行くことができなくて、息子に出席してもらった15歳の卒業式


そしてまた、22歳の卒業に向けた日々もまた、見守っていてくれたのだろう。



4年前の3月12日に、住まいを探しに行くことにしていたけれど


前日の11日に、あの大震災が起きた。




混乱しているから、少し経ってからの方が良いと友達に言われて
1週間遅らせて東京に行った。



大学に入る娘と、大学院に行く息子。


娘の入学式も、息子の卒業式も中止になり、


またどんな災害に見舞われるかと、日本中が不安に包まれていた中


兄妹2人で暮らしてくれることが、どんなに心強かったことか。





この4年間は


2人とも、自分の道をあれこれ考えたり悩んだりした時期でもあったと思う。


親は何も力にはなれなかったけれど


兄妹でいればきっと大丈夫だと、いつも信じていられた。



でも

もう

そんな日々も終わり。


それぞれの住まいを決めて、4月からは別々の地で、暮らし始める。


実家の両親の力を借りて、娘が先に荷物を送り、後で息子が引っ越すことになっていた。


28日の土曜日に、不要な荷物を持ってくるため、夫と一緒に、車で2人のマンションに行った。
荷造りを手伝ったりそうじをしたりして夕方になり、娘と3人で部屋を出る。


じゃあね、ありがとう・・・と言おうとして、娘がぽろぽろ泣き出した。




もうこれからは、それほど会うこともなくなってしまうのだろう。

それは当たり前のことだし、4年間も暮らせたことがむしろありがたいことだったと分かってはいる。




だけどやっぱり、わたしも涙がこぼれてしかたなかった。




幼いころから、仲の良かった兄妹。

2人を見ていることで、本当に幸せな気持ちになれた。


もちろん今はそれぞれに


すてきな恋人がいるけれど


恋人とはまた違う、かけがえのない兄妹という存在の・・・温かさと切なさを思う。










なんだか「微笑がえし」を歌いたいような気分だった。


それぞれの道を歩んでいく2人に、すてきな未来が広がりますように。


そして願わくばこれからもずっと、仲の良い兄妹でいてくれますように。




早めの桜が咲いた春の、・・・忘れられない一コマだった。




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# by izukomorebi | 2015-03-31 23:55 | 家族への思い

仕事の中に愛を感じるとき   

仕事の中に愛を感じるとき_b0363384_22052512.jpg


娘が帰省して河津にアルバイトに行っているので、今日は夫と河津桜を見に行ってきた。
満開にはまだまだだけど、ところどころ濃いピンクの桜が咲いている。



伊豆の早春の風物詩。にぎわいの中を歩きながら、時の流れの早さを思う。



3週間も過ぎてしまったけれど (facebookではすでに書いたけど)

1月の最後の土曜日が、とてもすてきな一日だったので、記しておきたい。



仕事の中に愛を感じるとき_b0363384_22052576.jpg


朝、帰省していた娘と一緒に、ブロガーさんの三島さくら子さんと初めて会うことが決まって
昨年秋オープンした人気レストランに急いでランチを予約、なんとか最後の一席を取ることができた。



このレストランのシェフはgawaクンである。


昔は楽しい中学生だった彼が、「ふじのくに食の都づくり仕事人」で表彰され、さらに昨年、新たにおしゃれなお店をもった。
この日のランチも満員で大盛況。


「ママ友たちの話では、めったに予約をとれないっていうんです。今日は来られて良かった~!」と、さくら子さん。


あれこれちょっとずつ自慢のお料理が並んだ人気のプチパレット(写真はNGなの)は、やっぱりとっても美味しくて、食後のデザートも美味しくて、大満足のランチタイムになった。



厨房の仕事が一段落したところでわたしたちのテーブルに来てくれたgawaクンは、
立派になったようでいて相変わらずだったけど
きっとそこがまた、親しみやすくて、お客さんを惹きつけるんだろうな。


彼らしいお料理を、また食べに行かなくちゃ。今度は買い物ついでに行きやすい場所だしね。




gawaMishima からすぐの三島田町駅から電車に乗り、3人で韮山駅に向かった。
谷澤久美子さんの講演を聴くためで、心理学専攻の娘も、このために帰省したのである。


実は5年前、一度講演に来てくださっているのだけれど、


その日はわたしは東京に行っていて、その時に会った人たちと、谷澤さんに会いたいね、っていう話をしていたのだった。


その後、2年半前に我が家に来ていただくことができたものの、正式な講演を聴くのは初めてで、とっても楽しみにしていた。



谷澤さんは、
プレゼンの入ったメモリーを忘れてきてしまったり、
韮山を過ぎて修善寺まで行ってしまったりと、ハプニング続きだったそうなんだけど(谷澤さんの記事はこちら)



逆にそれが「つかみバッチリ」みたいになって、会場はあったかな雰囲気に包まれた。

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講演は、・・・超すばらしかった!


凹ませトークなど、内容は、さくら子さんの記事に委ねることにしよう。


楽しくてためになって、時にじんわりくる。


豊富な経験をもとにしたエピソードの挿入が絶妙だし、論のもっていきかたもさすがだし、


惹きつけられつつ、優しさにもほっとさせられる。



週明けの職場でも話題となり、
5年前にも聞いたという同僚も、プレママの若い同僚も、みんな大絶賛だった。



場所を変えて、またどこかでお話いただきたいな。
全国的にもご活躍いただきたい。


谷澤さん、ありがとうございました!と、ここでまた、あらためて感謝をこめて。



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講演会のあとは、娘と、水口千令さんに会いに行った。


秋に我が家に来てくださり、


先日は学校にも来ていただいて、紙切り実演だけでなく、キャリア教育の一環として、仕事についても話してくれた。


そんなことも重なり、以前から会いたがっていた娘とともに、お店に伺うことにしたのだ。


夕方ならゆっくり話せるからと言われて、お店の終わった頃に訪問し、本当にゆったりとした時間を過ごさせてもらった。



自分の歩む道について悩んだり迷ったりしていた娘の、これまでのできごとを話したり、


千令さんが紙切りを始めてからの十年間のあゆみを伺ったり。



千令さんにも、・・・いろんなことがあったんだなあ、と思った。



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高校時代に進路を迷ったと言っていたけれど


彼女はカウンセラーでもあるんだ、と気づいた。


一筆書きのように絵を切るという、たぐいまれな、優れた技の持ち主ではあるけれど、


彼女が描いているものは「心」なんだと思う。



その人に寄り添い、心の中にある風景を絵にしていく。 だからその絵を見ると、温かな気持ちになって、癒されていくのだろう。



いろんな話をしながらいつの間にか


娘の夢の形も絵にしてくれて、


それを見たら小さな感動に包まれて、不意に涙がぽろっとこぼれてしまった。幸せのプレゼント、大切にしたい。





gawaクンも、谷澤さんも、千令さんも



みんな愛のある仕事をしている。



だから、・・・感動がある。



そんなことが浮かんで、心に残る、とてもすてきな温かな冬の一日だった。



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河津桜のほころび始めた川沿いのお店で、はりきって働いていた娘の笑顔も、とっても良かった。


接客が好きだ、っていつも言っていたけどこういうことだったんだな、と実感。


お客様に、ささやかな愛、届いてくれたらいいね。




# by izukomorebi | 2015-02-21 23:00 | たいせつな人

真っ青な空 真新しい日々   

 庭で娘とバドミントンをしていたら、どこまでも真っ青な空に、白い飛行機雲が。



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 お正月三が日の伊豆はよく晴れた。息子と娘が帰省し、実家の両親が来て、7人でにぎやかなお正月を過ごした。みんな元気で、みんな笑顔でいられること、本当にありがたいと思う。



ブログの更新も滞りがちだけれど、やっぱりお正月は何か書いておきたくなる。
記事を書く前にバックナンバーを読んでは、懐かしんだり月日の早さを思ったりしながら。


1年前ごろ、就活を始めた大学4年の娘だけれど

春から新たに、専門学校に通うことになった。


心理学も、発達心理学のゼミでの学びも、1年間の学校インターン経験も、「人を癒したい」という彼女のテーマも、・・・たぶんすべてつながっていく道に気づいて、歩み始める。



院生から、会社員になった息子も、頑張っているようだ。


手がけた小冊子などを持って帰省し、仕事の様子などを話してくれた。小さな会社のせいか、新人ながら任された仕事もあるようだし、同じ大学の先輩と親しくさせていただいていることも心強く感じられる。



細々と研究みたいなことをしていくんだろうな、と思っていたわたしとしては、社会人としての働きを心配していたけれど、彼の適性を生かせているようで、ほっとしている。



そんな息子に、義母が作ってくれた俳句「真新し名刺携へ風光る」。
初めて名刺をもらった時に詠んだのだと、先日の息子の誕生日の時に教えてくれた。



彼の中にあったであろう夢を断念しての就職だったのに、こんなふうに詠んでくれていたことが嬉しくて、その思いをこめて色々筆文字で書いてみた。なかなかうまくいかないけれど。

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 さて、そんな中、恒例の?新年会を今年も開催。

今年のゲームの一つが、「アタック25」ならぬ「アタック16」である。



三つのチーム(じゃんけんで 夫&義母 息子&父 娘&母 ちなみにわたしは出題&進行)に分かれて、クイズに答え、正解するとそのマスがそのチームの色になる、・・・というものなんだけど



この中に、四つ、「正式名称は??」のクイズを入れた。



その1 娘が春から行く専門学校の正式名称は?



その2 息子の会社の正式名称は?



その3 義母の所属する俳句の会の名称は?



その4 両親の住むマンションの正式名称は?




  皆さん、ほとんど答えられませんでした。[E:gawk]




「お義母さん、真新し名刺、はどうなったんですか~!?」などとつっこんでみんなで大笑い。



ま、そんな感じが家族のちょうど良い按配、っていうところなのかもね?




今年もみんな健康で充実した日々が過ごせますように。

そうだ、母がお正月に描いていたパステル葉書を、しめに使うことにしよう。



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「伊豆こもれび茶房」を読んでくださる皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。




# by izukomorebi | 2015-01-03 23:56 | 家族への思い